2023.1.5
コワーキングスペースとは?利用方法や利用するメリット・デメリットをご紹介
こんにちは!
福岡県でシェアオフィスを運営しているi Growth Shipです。
働き方の多様化でよく耳にするようになった「コワーキングスペース」。
今回は「コワーキングスペース」はどういったサービスなのか、コワーキングスペースの利用方法や、コワーキングスペースを利用する上でのメリットやデメリットについて紹介します。
目 次
「コワーキングスペース」とは
「コワーキング」とは、英語で書くと「co(共同で)」「working(働く)」、「コワーキングスペース」は「共同で働く場所」という意味になります。
様々な人が共同で利用できるコワーキングスペースは、フリーランスやスタートアップ企業、起業家などが主なユーザーとなっています。
コワーキングスペースでの働き方
コワーキングスペースでは従来のオフィスとは異なり、自分専用のデスクやスペースはなく、他者と共有のオープンスペースで仕事をします。専用デスクが持てるコワーキングスペースもありますが、基本的には自由に好きな席を選択でき、同じ空間で仕事をすることで他の入居者との交流ができるというのがコワーキングスペースの特徴です。
シェアオフィスとの違い
シェアオフィスは作業をする場が個室や半個室になっていることが多いですが、コワーキングスペースは個室ではなく、カフェや図書館のようにオープンスペースになっていることが多いです。
コワーキングスペースを利用するメリット
費用を抑えられる
コワーキングスペースは賃貸オフィスと比べて安価であり、費用の中には通信費、光熱費や水道代なども含まれます。そのため賃貸オフィスを利用するよりも大幅に費用を抑えることができます。
集中して仕事ができる
フリーランスや在宅ワークをしている方は自宅だとなかなか仕事に集中できないということもあると思いますが、コワーキングスペースであれば、集中して作業に取り組むことができ、仕事とプライベートの切り替えもしやすくなります。
作業効率を上げたいときや、いつもと違う環境で仕事をしたいときにも役立つことでしょう。
仕事をする設備や機器・機能が備わっている
コワーキングスペースでは快適なオフィス家具やwi-fiなどのインターネット環境、複合機などの仕事に必要な基本的な設備が整っている為、自分で準備する手間やコストを削減し、すぐに入居、仕事を始めることができます。フリードリンクのサービスがあるコワーキングスペースもあります。
他の利用者との交流ができる
コワーキングスペースにはさまざまな業種の人が集まる為、他の利用者とコミュニケーションを図ることで新たなビジネスチャンスや出会いが生まれることもあります。
打ち合わせ場所としても活用できる
カフェだと周囲の声が気になったり、電源やネット回線がなかったり、長時間利用が難しいのがネック。だけど会議室を借りるほどでもない…とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
コワーキングスペースは、打ち合わせにも最適なボックス席やソファ席など、用途に合わせたワークスペースを用意している施設が多くあります。
セミナーやイベントなどの場所として使えることもある
コワーキングスペースによっては、専門講師を呼んだセミナーや会員同士の交流会の開催、もしくはイベント会場として貸切利用ができるスペースもあります。
コミュニティを広げ新しいビジネスのヒントを探している方や、主催となってイベントを開催したい方は、貸切利用ができるか、イベントやセミナーなどがよく開催されているかという点にも注目してコワーキングスペースを探してみるのもおすすめです。
独立やスタートアップのための支援が受けられる施設もある
県や市が運営しているコワーキングスペースでは、起業や独立を志す方向けに、起業相談や士業の専門家相談、資金調達に関する相談などの創業に関するサポートを整えていることもあります。
これから起業を検討している方や新しい事業をスタートさせたい方は、このようなサービスも調べてみるとよいでしょう。
コワーキングスペースを利用するデメリット
ワークスペースの確保ができない場合がある
ドロップイン利用の場合、固定席契約と異なるため、混雑している時間や日によっては希望の席が埋まっていてワークスペースを確保できないということもあります。
コワーキングスペースを選ぶ時には、その施設の混雑状況や営業時間に注意しましょう。
周囲の話し声や音が気になる
他の入居者とのコミュニケーションが図れるのが魅力のコワーキングスペースですが、その反面作業中に周囲の話し声や音が聞こえてくることで集中しづらくなってしまう可能性もあります。気になる場合はノイズキャンセリング付きのイヤホンやヘッドフォンで解消する方もいます。
セキュリティ面への不安がある
コワーキングスペースはたくさんの人が出入りする為、専用のオフィスと比べるとセキュリティ面には不安があります。扱う情報によってはコワーキングスペースの利用が適していない場合もあります。
コワーキングスペースによって利用可能時間が異なる
基本的には運営スタッフの勤務時間に合わせて営業時間が決まっているため、朝方や深夜の利用ができない場合もあります。それぞれの営業時間にも注意しながら、自分のワークスタイルに合った最適なコワーキングスペースを探しましょう。
コワーキングスペースの利用方法
コワーキングスペースの利用方法は大きく分けて2つあります。
月額で利用
毎月定額を支払いコワーキングスペースを利用する方法です。決まったコワーキングスペースを月に何度も利用したり、法人登記を考えている場合は「月額利用」がおすすめです。
月額利用を検討している方は、ドロップインで利用して気に入った場合に月額で契約するのがおすすめです。
ドロップインで利用
一日だけの利用や数時間だけ使いたい場合におすすめの「ドロップイン利用」は、日によっていろんなコワーキングスペースを使い分けることが可能です。多くのコワーキングスペースでは、1時間の料金が設定されているため、短時間から利用することができます。
コワーキングスペースを選ぶ3つのポイント
立地やアクセスの良さ
個人で利用する場合、自宅や駅から通いやすい場所にあるコワーキングスペースを選ぶと通勤に便利です。また法人登記をするのであれば、地域ブランドの高い場所に住所を持つことで会社のイメージアップにも繋げることができます。
適した料金プラン
月額制やドロップイン利用など、自分の働き方に適したプランがあるかどうかをチェックしておきましょう。
また、月額制プランにおいては基本的に最低利用期間を設けている施設が多いため、解約の条件や手順も予め確認しておくことをおすすめします。
設備や機器
インターネット環境はもちろん、複合機やドリンクサービス、モニターなどの貸出備品はどれくらい充実しているか、また来客時に使用できる会議室の有無なども自分の必要に応じて調べておくことが大切です。
まとめ
新型コロナウイルスの流行や働き方改革によるワークスタイルの多様化でリモートワークが普及し、働く場所の選択肢も増えてきました。その一つであるコワーキングスペースはフリーランスだけでなく会社員の方の利用も今後は増えていくことと思います。コワーキングスペースを探す際は、施設の雰囲気や特徴以外にも、サービス内容や機能にも注目し、自分の目的やワークスタイルに合ったコワーキングスペースを利用しましょう。